ビットコインの高騰により指摘される送金コスト増の問題

ビットコインの高騰により指摘される送金コスト増の問題

ビットコイン価格は100万円を突破し、高騰を続けています。高騰により指摘され始めているのが、送金コスト増です。例えば国内の仮想通貨取引所であれば、送金手数料として平均0.0005BTCがかかります。レートが100万円だとすると、500円かかることになります。


ビットコインの高騰

ビットコイン価格は2017年初より高騰を続けています。11月26日には100万円を突破しました。年初から約10倍の価格上昇です。改正資金決済法施行による投資家の急増、ハードフォークによる新たな通貨の付与、ビットコイン先物上場など、ここまで価格上昇した背景はさまざまありますが、本質的には仮想通貨市場への資金流入が続いており、需要が増加していることが理由です。

ビットコイン高騰により指摘される送金コスト増

ビットコインの高騰により指摘され始めているのが、送金コスト増です。例えば国内の仮想通貨取引所であれば、送金手数料として平均0.0005BTCがかかります。レートが10万円だった2017年当初は50円程だったわけですが、現在のレートは100万円ですので、500円かかることになります。送金手数料も10倍になっているわけです。

SegWit導入により送金手数料を引き下げた取引所やウォレットもありますが、価格上昇分のコスト増の方が大きく、少額送金・決済には向かなくなってきていることがわかります。

少額送金ではあまりメリットがない

少額送金の場合、ビットコインのメリットは失われつつあります。10万円以下であれば、銀行ATMで簡単にできますし、手数料も数百円です。ビットコインがメリットを発揮するのは、面倒な手続きが多く時間がかかる海外送金や高額送金でしょう。

ビットコインは通貨と見ない方がいいかもしれない

ビットコインは通貨というよりも「商品」とする見方が強まっていると感じます。ビットコイン先物がいい例でしょう。デジタルゴールドと言われることがありますが、こうした見方が広がってきているのではないでしょうか。実際、通貨としてはビットコインよりも優れたアルトコインが多数あります。

決済として普及しているのはビットコイン

ただ、現実問題、決済手段として店舗などで普及しているのはビットコインのみです。アルトコインに対応していることはほとんどありません。そこで期待されるのがクロスチェーンスワップ。クロスチェーンスワップとは異なるブロックチェーンの仮想通貨を交換する技術で、先日ビットコインとライトコインで成功しました。これが広く利用可能になれば、ビットコイン決済のみに対応している店舗に対して、ライトコインなど他の仮想通貨を使って支払いができるようになる可能性があります。

時間や状況の変化により役割は変わっていく

ビットコイン投資家にとって価格上昇は嬉しい事実ですが、ビットコインのコアとも言える送金における手数料高騰を招いています。現状では少額決済におけるメリットはほとんどありません。ただ、ビットコイン自体の役割が変わってきており、今後デジタルゴールドとしてのポジションを確立していくのではないでしょうか。

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