SBIホールディングス株式会社は、中国を中心としたアジア地域で仮想通貨関連事業を展開するHuobi Universal Inc.およびその関係会社と、資本および業務提携を行うことについて基本合意したと発表しました。
目次
- SBIホールディングス、中国取引所Huobiと資本業務提携
- 提携の目的
- SBIグループ参入のインパクト
SBIホールディングス、中国取引所Huobiと資本業務提携
SBIホールディングス株式会社は、中国を中心としたアジア地域で仮想通貨関連事業を展開するHuobi Universal Inc.およびその関係会社と、資本および業務提携を行うことについて基本合意したと発表しました。
Huobiグループは中国最大級の仮想通貨取引所「火幣」を4年以上運営しており、現在は仮想通貨取引所「Huobi.pro」を始め、シンガポール、香港、韓国、日本等の地域において同社が培った仮想通貨関連技術・ノウハウ・人材を用いて、デジタル資産取引所、情報・調査サービス事業、仮想通貨管理用のウォレット事業を展開しています。
資本および業務提携の内容
・SBIの日本およびアジアでの仮想通貨関連事業の展開に際して、Huobiグループが保有する技術・ノウハウ・人材を活用
・SBIグループによる、Huobiグループの日本企業(Huobi Technology Japan 株式会社)の持分30%、およびHuobiグループの韓国企業(HUOBI CO., Ltd)の持分10%取得
・Huobiグループによる、SBIの子会社で仮想通貨の交換および取引サービスを提供するSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社の持分30%取得
提携の目的
SBIでは投資家の多様なニーズに応えるべく、仮想通貨の取引所運営事業への参入に向け、SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社を設立したほか、香港でのDigital Asset Exchange(仮称)の開業準備を進めています。SBIバーチャル・カレンシーズでは2017年9月29日に仮想通貨交換業の登録を完了していますが、SBIグループの顧客基盤(SBI証券:400万口座超、住信SBIネット銀行:300万口座超、SBIグループFX取引口座数:100万口座超)およびそれ以外の顧客からも大幅な流入を想定し、充分な処理能力を有する体制でのサービス提供のため、システム整備およびセキュリティ対策を含む環境構築に注力しています。
これらの取組みの一環として、中国において大手仮想通貨取引所の安定的な運営実績を保有するHuobiグループ(165万口座、1日の最高取扱高:300億人民元(約5,100億円)以上)と提携した形です。
SBIグループ参入のインパクト
SBIグループは銀行、証券、保険、FXなどを手掛ける総合金融企業です。先程紹介した顧客数からもわかりますが、証券や銀行などの顧客数を合計するとかなりの数になります。このうちの1割でもSBIバーチャル・カレンシーズに口座開設をすれば、いきなり業界トップ水準です。年明けにはサービス開始を予定しているようなので、注目が集まりそうです。

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この記事を書いた人:編集部

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