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ゲーム会社の印象が強いモバイルファクトリーですが、実はブロックチェーンへの取り組みを積極的に行っています。今回はモバイルファクトリーのブロックチェーン事業を推進するキーマンである中山政樹氏にインタビューを行いました。

〇プロフィール

株式会社モバイルファクトリー

モバイルサービス事業部 シニアディレクター

中山政樹氏

モバイルファクトリーが取り組むブロックチェーン事業

Q. モバイルファクトリーさんはブロックチェーン事業を積極的に行っている印象があります。現在取り組んでいる内容を教えてもらえますか?

当社のブロックチェーン事業の核となるのが、「Uniqys (ユニキス)Project」です。2018年7月にブロックチェーン関連事業を行う子会社ビットファクトリーを設立し、次世代のインターネットとも言うべき可能性を秘めたDAppsの普及に貢献するため、DAppsを身近に、そして、容易に開発できる環境を提供すべく発足させました。

具体的には、手軽にDAppsで遊べるモバイルユーザー向けサービス「Quragé」と、手軽にDApps開発が可能となるデベロッパー向けサービス「Uniqys Kit」を包括する「Uniqys Network(ユニキス ネットワーク)」を構想中です。「Quragé」に関しては既にリリースしており、「Uniqys Kit」は開発中ですがプレビュー版をgithubで公開しています。

Q. DAppsを普及させるためにユーザー、デベロッパーそれぞれに最適な環境を提供していくということですね。モバイルファクトリーさんといえばゲームの印象が強いですが、DAppsゲーム(ブロックチェーンゲーム)を開発する予定はないのでしょうか?

当然考えてはいますが、当社だけが開発していてもDAppsの普及には繋がらないため、まずは環境を整備することが最重要だと考えています。まだ「Uniqys (ユニキス)Project」も完成していませんので、それから考えることになると思います。

全てのゲームがDAppsになる

Q. ブロックチェーンゲームは一部投機的な盛り上がりもありますが、ユーザー数は数えるほどしかいません。今後どのようになっていくと考えていますか?

最終的に目指しているのは、全てのゲームがDAppsになる状態です。DAppsゲームはユーザーにアセット(ゲーム内のキャラクターやアイテム)の所有権を持たせることができます。ソーシャルゲームですと手に入れたアセットの所有権はユーザーにはなく、運営元が配信を止めてしまえば、それで終わりです。ユーザーにとってメリットがあるのは、明らかに前者です。

ブロックチェーンは裏側の仕組みのため、ユーザーはDAppsゲームと意識することなく、従来のようにプレイすることになるでしょう。現状、処理速度など課題はありますが、クリアされてくれば、ユーザーメリットの大きい仕組みが浸透していくと考えています。

Q. たしかに可能性は大いにありそうですね。DAppsゲームがスケールするためには、何がポイントになりそうですか?

やはりキラータイトルのようなものは必要になってくると思います。後は、現状ブロックチェーンというと仮想通貨の話題ばかりで、投機的な側面ばかりがクローズアップされています。DAppsゲームもゲームの内容というよりは、投機的な側面が注目されているので、一旦そこから離れる必要があるでしょう。おそらく、既存のゲームユーザーは付いてこないです。

ゲーム内のアセットは仮想通貨なのか

Q. DAppsゲームは法的な側面も注目を集めています。ゲーム内のアセットは仮想通貨に当たるのでしょうか?

当局や弁護士と相談させて頂いた中では、NFT(ノンファンジブルトークン)※1であるかどうかが重要ということです。

※1 NFT(ノンファンジブルトークン)

NFT(ノンファンジブルトークン)とは、代替性のないトークンのことです。DAppsゲームではキャラクターやアイテムがアセット、つまりトークンになりますが、一つひとつ特徴(レベル・能力など)が異なります。つまり、同じ種類のトークンであるのに同一の価値ではないため、代替が不可能ということです。

基本、ゲーム内のアセットはNFTに該当するため、仮想通貨ではないという判断になる可能性が高いですが、それぞれのスキームによりますので専門家の方々と相談することが必要でしょう。

Q. 「ガチャ」も重要なテーマだと思います。ソーシャルゲームでは当たり前のモデルになっていますが、DAppsゲームではどうなのでしょうか?

DAppsゲームにおけるガチャは賭博に該当する可能性があります。これまでのソーシャルゲームのアセットはゲームの中でしか活用することができず、換金性は持っていませんでした。しかし、DAppsゲームのアセットは仮想通貨との交換を通じて換金性を有することになります。また、偶然性を用いずにトークンを定額で販売した場合、賭博には該当しませんが、NFTであるかが重要で、仮想通貨に該当することになれば、当然仮想通貨交換業の登録が必要になってきます。つまり、ソーシャルゲームで当たり前になっているガチャのモデルは、DAppsゲームでそのまま適用することは難しいと考えています。

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この記事を書いた人:編集部

編集部

ビットコインラボ編集部です。国内・海外における仮想通貨・ブロックチェーンの最新情報をお届けします。

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