仮想通貨相場は波があるものの右肩上がりで成長していることもあり、保有し続ける「握力」が大事と言われます。しかし、下落するとこのまま価格が戻らないのではないか、上昇すると早めに利益を出しておきたいといった気持ちになり、なかなか長期間保有し続けるのは難しいことです。握力を高める方法はあるのでしょうか。
目次
- 仮想通貨投資は「握力」が大事?
- 「握力」を高めることは難しい?
- 「握力」を高めるために大事なこと
- 仮想通貨を知って余裕資金での投資を
仮想通貨投資は「握力」が大事?
仮想通貨相場は波があるものの右肩上がりで成長していることもあり、保有し続ける「握力」が大事と言われます。実際、2017年だけでビットコインは約20倍、イーサリアムは約70倍、リップルは約130倍と主要な仮想通貨は軒並み10倍以上の価格上昇を記録しています。つまり、購入後売却せずに保有し続けていれば相当な利益を出せているわけです。
「握力」を高めることは難しい?
保有し続けていれば相当な利益が出ているわけですが、そんなに簡単なことではありません。仮想通貨はボラティリティが大きく、日々乱高下を繰り返しています。1日のうちに20%程度上昇または下落することも珍しくありません。下落すればこのまま価格が戻らないのではないかと不安になりますし、上昇すれば早めに利益を確定しておきたい気持ちが生まれてきます。
「握力」を高めるために大事なこと
仮想通貨を保有し続けられない理由はいくつか考えられます。まず仮想通貨に対する理解の浅さです。投資している仮想通貨に対する理解のなさに加え、価格変動が大きい理由など相場に対する理解の浅さもあるでしょう。だから多少の価格変動で売却したい気持ちが生まれてきます。まずは投資している仮想通貨の価値、将来性などをしっかり理解し、仮想通貨相場全体に対する理解を高めることが重要です。
また、資金的な余裕があるかないかも重要でしょう。余裕資金で投資していれば多少価格が動いても、売却しない選択肢を取れる可能性は大きくなります。余裕資金でないと価格が下落すれば、これ以上減らしたくない気持ちになりますし、上昇すれば早めに元を持っておきたい気持ちが生まれやすくなります。
今後も右肩上がりで上昇するとは限らない
ここまで握力をテーマに話してきましたが、今後も仮想通貨が右肩上がりで上昇していく保証はありません。仮想通貨の中には下落したまま価格が戻らない種類は山ほどあります。既に仮想通貨の種類は1,300を超えており、今後資金が集まる通貨と集まらない通貨の格差は広がっていくでしょう。これまでの仮想通貨相場を振り返ると、握力が重要であることはわかりますが、当然何に投資するかも重要なポイントです。
仮想通貨を知って余裕資金での投資を
投資全般に言えることですが、何となく始めることは危険です。まずは仮想通貨のことをよく知り、その上で余裕資金で投資することが重要になります。また、握力が高かったとしても、値上がりする保証はありませんし、今後は仮想通貨の種類によって格差が大きくなっていくと考えられます。

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この記事を書いた人:編集部

ビットコインラボ編集部です。国内・海外における仮想通貨・ブロックチェーンの最新情報をお届けします。