仮想通貨の相場は大きく変動する場合がございます。また、レバレッジ取引を行う場合は投資額を上回る損失が生じる可能性がございます。

2017年10月後半のビットコイン(BTC)相場展望をお届けします。10月上旬にBTCは高値を更新し、600,000円台に突入しました。

目次

  • アルトコインへの期待感過熱から最高値更新
  • ビットコインゴールドの影響は好感すべきか
  • ポジションの傾きを想定すると

10月上旬はアルトコインへの期待感から仮想通貨市場全体に資金が還流しました。

10/12に9/2の高値を約1ヵ月ぶりに更新すると、買いが止まらず10/13には660,000円を記録。
高値をつけた後は利益確定の動きがあったものの底堅く、現在は630,000円付近を推移しています。

アルトコインへの期待感過熱から最高値更新


10月の急激な上昇をまとめると、
・ビットコインゴールドとの分岐によって新たにコインが付与される期待から買いが集中した
・イーサリアムの仕様アップデートとリップルのSWELLというイベントへの期待感から、アルトコインへの資金流入が増え、その一部がBTCに流れたということになります。

ビットコインゴールドの影響は好感すべきか

さて、この上昇ですが、ビットコインゴールドの誕生でBTCの値上がりが本当に正当化できるのかについては懐疑的な見方をしています。なぜならこのようにBTCが何度でも分岐できるとなると、いくらでもBTCと似たアルトコインが採掘できる事になり、これは発行上限があるBTCにおいては「錬金術」と解釈されても仕方ありません。禁止が続くICOを詐欺とする見方にも通ずるものがあります。

しかし今回の上昇で織り込まれたのは、もう少し短期的な目線でした。「8月にビットコインキャッシュと分岐を行った際に価値が上がった」という事実が買いを連想させます。平均はすべての事象を織り込むと言われるように、BTCの場合は過去にどのような事例がありどのように反応したのかを読み解く事で、大衆心理が形成されるのでしょう。

とはいえ短期的な相場は、必ずしも本源的な価値を表している訳ではありません。
今回の上昇は美人投票と表すにふさわしい動きですが、上記の懸念が市場に織り込まれるのも時間の問題でしょう。

ポジションの傾きを想定すると

10月後半はいよいよビットコインゴールドとの分岐予定を控えていますが、ここでの動きはどうなるのでしょうか。
「噂で買って事実で売る」形になるのではないかと筆者は考えています。

そもそも、このように値幅が大きく価格が急騰しているという事は、売りたい人より買いたい人が圧倒的に多い状態です。つまりポジションがかなり買いに傾いています。

そしてもうこれ以上の高値水準で買いたいという人がいなくなると(例えばレジスタンスラインに跳ね返され続け上値が重くなっている事が明確に分かると)、相場は失望から突如下落する事が多いです。現在の相場はこのような段階に近いと見ています。

ビットコインゴールドとの分岐を経たのち、イベント消化感から買い意欲がなくなれば、10月後半は大きく調整するのではないでしょうか。

その際のターゲットは500,000円-550,000円程度を想定しています。

トレイダーズ証券グループの仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」について

——————————————————————————————-
【執筆者】
河田 西欧(カワダ サイオウ)
トレイダーズ証券市場部ディーリング課
スイス・ジュネーブ生まれ。慶應義塾大学卒。
世界各国を旅した経験から実体験に根ざしたファンメンタルズ分析は説得力がある。
学生時に学んだ行動経済学を活かし、市場参加者の心理的バイアスを理論的に分析しトレードに活かす。
趣味は将棋でアマ高段者の腕前。中盤の駆け引きは相場の次の一手を読む時にも活かしている。
「大衆は常に間違っている」が信条。

【免責事項】
当サイトで提供しているビットコインの相場情報等のコンテンツは、執筆者の個人的見解に過ぎず、執筆者、トレイダーズ証券株式会社及び当社がその内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、かかる情報は、参考となる情報の提供を目的としたものにすぎず、仮想通貨に関して、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者、トレイダーズ証券株式会社及び当社は責任を負いません。
——————————————————————————————-

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします

この記事を書いた人:河田西欧

河田西欧

トレイダーズ証券市場部ディーリング課 スイス・ジュネーブ生まれ。慶應義塾大学卒。 世界各国を旅した経験から実体験に根ざしたファンメンタルズ分析は説得力がある。学生時に学んだ行動経済学を活かし、市場参加者の心理的バイアスを理論的に分析しトレードに活かす。 趣味は将棋でアマ高段者の腕前。中盤の駆け引きは相場の次の一手を読む時にも活かしている。「大衆は常に間違っている」が信条。

主要仮想通貨

国内人気取引所一覧