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11月前半のビットコイン(BTC)相場展望をお届けします。11月もCMEにビットコイン先物が上場する発表を受け早速高値を更新する展開でした。

目次

  • 先物取引上場発表から高値更新
  • 機関投資家が相場の毛色を変える
  • 高値が見えるまで買いは続く
  • 長期見通し:ターゲットは年内100万円に設定

10/31にBTCのCME上場発表を受け、11月は大幅に高値を更新するスタートとなりました。
本稿作成時点でBTC/JPYは780,000円付近を推移しています。

先物取引上場発表から高値更新

すでにご存知の方はこの項を飛ばして頂いて大丈夫ですが、まずは先物取引のポイントを押さえましょう。
今回BTCが上場するシカゴマーカンタイル取引所は世界最大の先物・オプション取引所であり、コーンなどの商品先物から為替オプションまであらゆる金融商品の取引が日々行われています。

先物取引とは、簡単に言えば「将来のある時点で・ある取引を・ある価格で行う」契約です。取引毎に受け渡しがある現物取引と異なり、現物の受け渡しがない点(注・期日に現物受け渡しがある先物取引もある)と、将来の売買契約である点がポイントです。このため低コストで簡単に運用できるため、現物よりも幅広い投資家層を囲い込めるという大きな特徴があります。

年内にBTC先物がCMEに上場するということは、一つの金融商品としてBTCが他の金融商品と比肩するという意味合いを持ち、また同時に世界の一流投資家にとってBTCへの投資が容易になる事も意味します。現在一大型企業と変わらない程度の時価総額を推移するBTCがマーケットのレッドカーペットを歩くわけです。

このヘッドラインを受け、BTCは凄まじい勢いで700,000円の高値を抜けていき、強いモメンタムを依然としてキープしています。

機関投資家が相場の毛色を変える

先物取引で機関投資家が参加する事で、個人投資家が主体で動いていたBTC相場の地合いそのものが変わる可能性が高くなるため、今まで効いていた経験則が効きにくくなるでしょう。特にテクニカル主体で動いていた価格形成が、巨大な分析能力を有する機関投資家の参加を機に、より技術的で統計的な分析に基づく可能性が高くなります。となると、今後は、BTC相場を形成するファンダメンタルズについてもしっかり勉強しておかねばなりません。

またヘッジファンドを主体とした取引が増えてくると、価格が突然下落してから一気に湧きあがるといったダイナミックな動きが見られるようになるかもしれません。

高値が見えるまで買いは続く

これまで相場の過熱感とsegwit2xへの警戒感から下落の見通しを述べてきましたが、この先物上場を受けて買いトレンドはあともう少し続きそうです。

今、市場参加者はお互いに高値を探り合っている状態です。含み益を抱える投資家は大幅にいる一方で、新規で売りたい投資家は売るに売れない状態が1カ月以上続いているため、ポジションが買いに偏ってしまっていると見ています。

こういう時は、明確に高値をつけた、というポイントを市場が織り込む必要がありますが、トレンドラインがしっかり機能していそうな気配を見ると、もう少し買いは続きそうです。

ネガティブなイベントが起こると、それを材料に高値をつけたと転換するパターンが多いのですが、先日のビットコインゴールドの事例を見る限り、アルトコインが乱発する事への警戒ムードも忘れ去られてしまっているため、11月は依然としてsegwit2xが相場の主題ではあるもののどちらに反応するかはその時になってみないと分かりません。

長期見通し:ターゲットは年内100万円に設定

先物上場が唐突に発表された事からモメンタムが変わったため、少し様子見をしてから打診買いをしてみたいと考えています。年内の展望も、いよいよ現実的に100万円と$10,000を意識する展開となりました。

ただし、今の相場は明瞭な材料があり多くの投資家が安心して買いに転じるからこそ、突然反転する警戒感も持っていきたいところです。気がつかないうちに突然調整するのも相場の常です。ストップを浅めに、段階的に置く事を忘れずに、チャレンジのつもりで利を取れるだけ取る、というスタンスでいきたいと考えています。

売りたい投資家が売れてないため、長期的には買いですが、今後どこかで大きな調整をすると見ています。

トレイダーズ証券グループの仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」について

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【執筆者】
河田 西欧(カワダ サイオウ)
トレイダーズ証券市場部ディーリング課
スイス・ジュネーブ生まれ。慶應義塾大学卒。
世界各国を旅した経験から実体験に根ざしたファンメンタルズ分析は説得力がある。
学生時に学んだ行動経済学を活かし、市場参加者の心理的バイアスを理論的に分析しトレードに活かす。
趣味は将棋でアマ高段者の腕前。中盤の駆け引きは相場の次の一手を読む時にも活かしている。
「大衆は常に間違っている」が信条。

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この記事を書いた人:河田西欧

河田西欧

トレイダーズ証券市場部ディーリング課 スイス・ジュネーブ生まれ。慶應義塾大学卒。 世界各国を旅した経験から実体験に根ざしたファンメンタルズ分析は説得力がある。学生時に学んだ行動経済学を活かし、市場参加者の心理的バイアスを理論的に分析しトレードに活かす。 趣味は将棋でアマ高段者の腕前。中盤の駆け引きは相場の次の一手を読む時にも活かしている。「大衆は常に間違っている」が信条。

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