ビットコイン価格が下落しても、決済・送金ニーズは高まらない

ビットコイン価格が下落しても、決済・送金ニーズは高まらない

ビットコインは価格高騰によって、送金手数料も高騰しています。一部ではもう少し安くならないと、ビットコインの本来の利用法である送金には適さないといった意見がありますが、その論調は正しいのでしょうか?


ビットコイン、送金手数料の高騰

ビットコインは価格高騰や取引量増加による処理性能の限界から、送金手数料が高騰しています。現在、取引所におけるビットコインの送金手数料は0.001BTCが平均になっており、レートが200万円だとすると2,000円が送金手数料として取られます。1年前、数円~数十円だった送金手数料からすると高騰しているのは一目瞭然です。

価格上昇は望ましくないという意見

こうした現状に関し、一部の専門家からは価格上昇は望ましくないという意見が出ています。ビットコインの本来の利用法である送金には向いていないものになっているためです。しかし、価格が下落すれば決済・送金において使われるようになるのでしょうか?

価格の下落は望ましくない

決済・送金通貨としてビットコインが使われるものになるためにはさまざまな課題があります。中でも価格の安定は重要でしょう。価格が安定するためには一部の投機資金では簡単に動かせない規模になる必要があります。つまり、価格が下落してはいつまでも投機によって大きく変動してしまい、通貨としては適さないものになってしまいます。結論としては、時価総額数百兆円などの規模になる必要があるでしょう。

手数料の問題はライトニングネットワークなどの技術に期待

取引所やウォレットでは、ビットコインの送金手数料は0.001BTCなどで固定されているので、価格の変化に応じて手数料が変化する構造があります。価格が下落すれば送金手数料は下がるわけですが、下がったところで変動の激しいビットコインを決済・送金で利用する方は少数でしょう。送金手数料もライトニングネットワークのようなレイヤー2ソリューションによって、超少額で安定したものにならなければなりません。

課題は多いが、ポテンシャルは大きい

ビットコインが決済・送金通貨として普及するためには、価格下落ではなく、上昇しきって価格が安定することが必要だと考えています。ライトニングネットワークのようなレイヤー2ソリューションの進展も不可欠でしょう。そして仮想通貨の基軸通貨として、さまざまな仮想通貨やトークンと瞬時に交換できるような環境になれば、可能性は大きくなっていくのではないでしょうか。

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