【2017年11月後半の展望】ビットコイン(BTC)と日経平均の関係

【2017年11月後半の展望】ビットコイン(BTC)と日経平均の関係

11月後半のビットコイン(BTC)相場展望をお届けします。BTCは急速な調整を迎えたもののしっかりと値を固め、100万円に向かう展開です。


11月は取引所で一時874,000円台をつけたものの、一部マイナーがビットコインキャッシュへの支持を表明した事から資金が流出しそれを機に調整ムードに転換しました。
600,000円台まで下落し底を打った後は一気に回復し、本稿作成時点では800,000円付近を推移しています。
ここ最近は以前にも増してボラティリティが高まっているため、非常に投機的な相場となっていますが、市場の安心ムードから上昇を予想します。

日経平均株価との相関

図:ロイター 日足チャート

今月初頭ぐらいから気になっていたのですが、BTCのプライスアクションが日経平均株価と重なります。

高値をつけるタイミングや下落幅など、強い相関が見られます。

この関係性は、最近の市場のリスクセンチメントの好転や、含み益が出た個人投資家が資金を仮想通貨に傾けているなど、様々な可能性が考えられます。何かしらテクニカル的な理由がありそうです。

今後定期的に確認していきますが、様々なトレードアイデアが浮かびそうです。

メトカーフの法則とBTC

上記とは対照的なアイデアも加えて提示します。11/10のビジネスインサイダーの報道によると、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏は、BTCの価格変動を、(ユーザー数^2)×(平均取引価格)で説明できるとするモデルを紹介しました。

これはメトカーフの法則と呼ばれる考え方に基づく価格推定ですが、この考え方のエッセンスをBTC相場に合わせて簡潔にまとめると下記の3点に集約されます
 ・BTCの価格上昇は幾何級数的である
 ・ボラティリティは時間とともに上昇する(=一定の価格上昇を達成する時間は短くなる)
 ・取引量も時間とともに増加する

もう少し分かりやすく解説すると、例えば皆さんが日々使っているSNSで表示される情報量を想像してみてください。ユーザーが増えるとともにコミュニケーションのパターンが拡大する事から、常に右肩上がりになります。

・ユーザーが2人なら取れるコミュニケーションは1通り
・ユーザーが3人なら取れるコミュニケーションは3通り
・ユーザーが4人なら取れるコミュニケーションは6通り
・ユーザーが5人なら取れるコミュニケーションは10通り

このように人と人をつなげるビジネスに関してはその成長が一定ではない、というのがメトカーフの法則が意味するものです。
このコミュニケーションを送金に置き換えてもほとんど同じのため、仮想通貨の付加価値は幾何級数的にあがり、おおよそ2乗である、ということです。

日経平均との関係性はテクニカル主導の視点であるのに対して、こちらはよりファンダメンタルズ主導の視点にたった価格分析法と言えるかもしれません。

正規分布に従わない相場

ところで成長が幾何級数的であるということは、正規分布を前提としたテクニカル分析は役に立たない、ということを意味します。

エリオット波動、移動平均線、ボリンジャーバンドなど、多くのテクニカル指標は正規分布(上がる確率と下がる確率は等確率で、かつ値幅が大きな変化ほど確率が低い)を前提としているため、これでは使い物になりません。

しかしこういった場合でも、相場の見方を変えれば投資に活かす事は可能です。例えばボリンジャーバンドに関して言えば、2σや3σの確率が理論的数値より遥かに高いため、バンドウォークに限定してトレンドフォローする、移動平均線を加重移動平均にして使う、などです。他にも色々ありあそうですね。

11月後半の価格予想

価格推移をみると、今回の下落で底を打った気がします。
ここから100万円に向けて上昇していくのではないでしょうか。

もう少し下落を試みるなら半値戻しである55万円くらいまで試したいところでしたが、材料難のため上手く踏みとどまる事ができました。
ここからの下落攻めはなかなか難しいでしょう。

次に下落するとしたら、12月以降機関投資家がお試しで先物を用いて仕掛け売りを行う、といったイメージを持っていますが、その場合でも何かしらの材料は必要です。
ただし、全体的にマーケットはクリスマスシーズンになると閑散とするので、どう転ぶかは分かりません。

先日の下落で買いそびれていた人達が買い切ったと考えられるので、近いうちに高値更新してそのまま100万円に向かうのではないでしょうか。
今の相場の雰囲気とこの水準で売るにはなかなか勇気がいるでしょう。

筆者は打診買いから参入、下落で買い増しを考えています。

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【執筆者】
河田 西欧(カワダ サイオウ)
トレイダーズ証券市場部ディーリング課
スイス・ジュネーブ生まれ。慶應義塾大学卒。
世界各国を旅した経験から実体験に根ざしたファンメンタルズ分析は説得力がある。
学生時に学んだ行動経済学を活かし、市場参加者の心理的バイアスを理論的に分析しトレードに活かす。
趣味は将棋でアマ高段者の腕前。中盤の駆け引きは相場の次の一手を読む時にも活かしている。
「大衆は常に間違っている」が信条。

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